とあるきっかけで、年1回、高校の同級生と恩師とで登山を行うようになりました。
1回目は赤城山山塊の鍋割山、2回目はロープウェイを利用して谷川岳へ。
そして3回目の今年は小屋泊まりで八ヶ岳を計画しています。
実行計画を当ブログでお伝えします。
登山のベテランN村先生に対しては釈迦に説法、失礼をお許しください。タイムスケジュールだけご覧になっておいてください。
登山グッズを完璧に揃えているM口君もスケジュールだけで後はスルーしてください。
ただし、たくさんグッズを持っているからっといって、余分な物まで持ってきすぎないように(笑)。
◎八ヶ岳登山実行計画書
T高校OB with N村先生と行く登山も3回目を迎えた今回は、1泊2日の八ヶ岳です。本沢温泉でゆっくり温泉につかり翌日は森林限界を超えて標高2646mの天狗岳を目指します。
本格的な登山ですが、かなり余裕を持った行程にしてあります。それでも何があるかわかりませんので、しっかりした準備でお願いします.
■タイムスケジュール
—— 初日 ——-
08:15 車移動で稲子湯 着
準備
08:45 稲子湯 発
11:30 みどり池 着
昼食
12:30 みどり池 発
14:00 本沢温泉 着
温泉入浴 宴会 夕食 宿泊
——- 2日目 ——-
05:00 本沢温泉 発
白砂新道
07:20 東天狗岳 着
07:40 東天狗岳 発
08:40 中山峠 着
08:50 中山峠 発
10:30 みどり池 着
昼食
11:30 みどり池 発
13:20 稲子湯 着
■食料計画
初日
・昼食 みどり池
自宅から持参した弁当、コンビニ等で購入したおにぎり・カップ麺等好みのものを用意してください。この日は車を運転することはないのでご希望の方は各自ビール持参も可。
・夕食
宿で夕食が出ます。
※夕食の前に
・温泉
本沢温泉に到着後、温泉に入浴。外湯は天然の露天風呂。内湯は気持ちのよい天然掛け流し温泉。初めての方は話のタネに露天風呂でも良けど、たぶんかなり混んでいると思います。
・宴会
夕食ができるまでの間、宿の庭にあるテーブルでビールを飲んで宴会の予定。
各自つまみを用意してください。ビールは宿で売ってますが、持参しても可。ワイン、日本酒等を持参しても可。但しビンに入ったままはNG。ペットボトルに移し替えて持参しましょう。宿で販売する酒類は当然ですが下界よりも割高です。余裕があれば歩荷したいところです。
※プラティパスに赤ワインを入れると輸血用の血液のようでげんなりしますので注意!(笑)。
2日目
・朝食 宿で朝食が出ます。
・昼食 みどり池で予定。保存のきくパンやカップ麺等。
※通常の水1リットル以上とは別にカップ麺用の水を用意してください
500mlのペットボトルに水を入れて持参してください。お湯は、ガスストーブを持参した人で人数分のお湯を沸かします。 他に行動用の水は最低1リットル用意。
・行動食
昼食とは別に必ず行動食(非常食)を持参してください。
ナッツ類、煎餅等々お好みで。
※参考までに私がいつも携行する行動食(非常食)です。
1泊2日の場合
・柿の種 2袋
・ひとくちサイズの羊羹2個
(夏場はチョコレートは溶けるので不可)
・魚肉ソーセージ 2本
・オールレーズン 1袋
・ベビーチーズ 4個
(オールレーズンにベビーチーズの組み合わせは美味い)
初日に限りますが、夏場は生のキュウリを縦に半分に切って間に塩を振ふったものをジップロックに入れて持参しています。おにぎりのおかずやビールのつまみに美味しく、塩分の補給にも最適です。
■持ち物について
もちろんこれが山登りに持参する持ち物の全てではありませんが、特にポイントになるものに絞って書き出してあります。
・雨具(レインウエア) ※天気が良くても必ず持参!
レインジャケットだけでなくレインパンツも持参。ゴアテックスかそれに準ずるものを持参してください。
たくさんのメーカーからたくさんの種類が出てます。まだ持ってなかったら必ず購入してください。命を守る道具です。
・お湯を沸かす道具(ガスストーブとコッヘル)
持っている方は持参してください。
まだ持っていない方は、この機会に購入しても良いと思います。私が使っているのはスノーピークの「ギガパワーストーブ 地」という製品です。4,500円(税別)。コンパクトで軽量、気に入ってます。コッヘルも色々とありますが、チタン製のものが軽量でお勧めです。
・ヘッドライト
必ず持参してください。
購入しておけば山以外でも使えます。
・山用の座布団
休息や食事の時に尻の下に敷くシート。これがあるとないでは大違い。あると大変便利です。
私は、キャンプ用の銀マット(600円位)を買ってきて30cm位に切って使ってます。これで充分。
・手袋
夏でも雨が降ると冷えます。特に手は冷える。ホームセンターで売っている安いもので充分です。必ず持参してください。
・地図
「山と高原の地図 八ヶ岳」1080円(税込)がお勧めです。GPSやスマホがあれば良いと思うかも知れませんが、やはり紙の地図は必携。今回はガイド(私)がいるので、地図がなくても問題ないですが、地図があった方が断然楽しい。この後も使えます。ぜひ購入してください。
・コンパス
以前某イベントで「コンパス持参で」と伝えたら円を描く文房具のコンパスを持ってきた人がいましたが(実話)、方位磁石のことです。地図とセットで持ちます。ぜひ購入してください。どうせなら本格的なものを買うと楽しいです。
・耳栓
初めて山小屋に宿泊すればその恩恵を実感すると思います。私はファーストエイドキットの中に常備してます。
・ファーストエイドキット
薬や絆創膏など何が必要か各自で工夫してみてください。工夫するのが楽しい!
・帽子
夏場の森林限界を超えた稜線の日差しは強烈です。日差しへの対策は必須です。最低でもツバのついた帽子は忘れずに。帽子をかぶっても首筋はかなり日焼けしますので日よけのバンダナを追加するなり工夫すると良いです。
・てぬぐい
タオルよりも「てぬぐい」がお勧めです。入浴もこれ1本でOK。濡れてもすぐ乾くし、色々と重宝します。
■服装等について
山歩きの場合、ウエアやソックスは着たきりスズメがあたりまえ。特に今回は1泊2日の行程なので着たきりでまったく問題ないと思います。ザックに予備のウエアを持参するのも悪くはありませんが。車利用なので下山後のウエアを別に用意して車に置いておくのは良いことです。
・シャツとパンツ
綿100%は絶対に避けること。山用のものを着てください。
・下着
綿100%は絶対に避けること。山用のものを着てください。
ファイントラックのドライレイヤーは特にお勧め。着ればわかる!
ファイントラックのドライレイヤーは3タイプありますが、私はオールシーズン、オールラウンドのノースリーブを愛用してます。
汗をかいてもべたつかず臭いも少なく登山やトレイルランニング、サイクリングとフィールドに出る時は、必ず一番下にこれを着ていきます。
——- 以下、ファイントラックのwebサイトより引用 ——-
スキンメッシュ®ノースリーブの特長
優れた耐久撥水性を備え、肌に直接着用することで、濡れを肌から離すドライレイヤー®です。
たとえ吸汗速乾ウエアが汗や雨でずぶ濡れになったとしても、ドライレイヤー®を着用していることで肌が濡れ続けることを防ぎ、低体温症などのリスクを大幅に軽減します。
スキンメッシュ®は適度な保温力と汗抜けスピードのバランスに優れ、季節を選ばず、初めてのドライレイヤー®としても使いやすいオールラウンドタイプです。どんな登山シーンにも対応する高い汎用性が特長です。
■優れた耐久撥水性<100洗/80点>で肌をドライに保ち、濡れ冷えを軽減
■安定した温かさで体力をキープ
■肌面に汗成分が残留しにくく、汗をかいても臭くなりにくい
■徹底的に追求した立体デザインによる高いフィット感でストレスフリーの着用感
■ソフトで快適な着心地
・保温のための服
7月の八ヶ岳は昼間は半袖でもOKですが、朝晩は冷えます。また雨が降ればさらに冷え込みます。必ず保温のために薄手のフリースやセーターを持参してください。
私は、いつもTNFの薄手のフリースを持参します。また、山に行く時は、緊急用にモンベルの「スーパーメリノウール L.W.ラウンドネックシャツ」を常に持参します。軽量で嵩張らずお勧めです。モンベル製品はコストパフォーマンス抜群です。
・ソックス
ウールのものが断然お勧めです。私が愛用しているのはスマートウールの「ミディアムークルー ¥2,376 (税込)」。ソックス2枚重ねなどせず直接履きます。南アルプス3泊4日の縦走でもこれ1足で通しましたが、驚くほど足の臭いも気にならず、履き心地も抜群。すごいソックスです。
■宿について
本沢温泉といっても山小屋です。消灯も早く、朝も早い。ゆかたやアメニティキットのサービスはありません。歯ブラシやタオル(てぬぐい)を忘れずに。
・料金( 一泊二食付き)
新館個室 11,200円
本館個室 9,700円
今回は上記のどちらかになると思います。
■天候等について
晴れれば申し分なし。ただし日焼けに注意。
小雨決行。雨の原生林も素晴らしい体験になりますので。
さすがに土砂降りの時は中止です。