今年も高校時代の同級生と八ヶ岳に登山に行く計画を立てました。
いつものメンバーは経験を重ねているので、もう細かいことをあれこれ伝える必要はないのですが、今回初めて本格的な登山に挑戦するT間君のために登山計画をまとめました。T間君、準備よろしく!
※今回も登山計画をwebに一般公開してみました。登山経験の少ないメンバーを伴っての山行を計画されている方の参考になれば幸いです。
八ヶ岳連峰主峰 「 赤岳 」 登山実行計画書 2018/9/1-9/2
4回目のT岡高校OBの登山。今回は、1泊2日で八ヶ岳連峰の主峰「赤岳 標高 2,899m」を目指します。
昨年登った八ヶ岳の東天狗岳は、スタート地点の本沢温泉との標高差が490m。今回は登山口から山頂までの標高差は1,139mあります。標高差だけみると昨年の倍以上。ということは昨年よりもきつい行程になります。とはいえ、今回のコースは赤岳を目指すルートの中では最も一般的(最短距離)なもの。小学生から我々の親世代とあまり変わらない年代の人まで、老若男女たくさん登山者が歩く道です。しっかりした準備のもと、余裕を持ったタイムスケジュールで臨めば決して難しいものではありません。
万全の体制で楽しめるよう、今から体調管理とトレーニングをよろしくお願いします。
■参加者 K成 I上 M口 T間 R治 K紀
■タイムスケジュール
—— 2018年9月1日 土曜日 ——-
美濃戸高原ロッヂ
14:00からチェックイン可
入浴 宴会 夕食
20:30 就寝
——- 2018年9月2日 日曜日 ——-
04:00 美濃戸高原ロッヂ 発
赤岳山荘迄車2台で移動
※この区間は未舗装路
04:30 赤岳山荘 駐車 登山準備
05:00 赤岳山荘 スタート
07:30 行者小屋
地蔵尾根
09:30 赤岳展望荘
10:30
赤岳山頂
11:00
文三郎尾根
13:30
行者小屋
14:30
15:30 赤岳山荘
■食料計画
初日は宿泊するだけなので特に伝えることはありません。
2日目
・朝食 出発が早いので宿での食事はありません。
山行中は、行動食がメインとなります。特に朝食の時間というのは設けません。短い休息を多めにとりながら行く予定ですので、休息時に、その都度、簡単に食べられるものを持参してください。
・昼食
しっかり時間をとってのランチタイムは行者小屋を予定しています。行者小屋には水があるので、ここならカップ麺等を作ることもできます。お湯を沸かすガスストーブを何人かが持参しますので、持っていない人も大丈夫。但しタイムスケジュールによってはそのかぎりではありません。
・行動食
朝食用も含めて行動食(非常食)を持参してください。
ナッツ類、煎餅等々お好みで。
※参考までに私がいつも携行する行動食(非常食)です。
日帰りの場合
・柿の種 2袋
・ひとくちサイズの羊羹2個
(夏場はチョコレートは溶けるので不可)
・魚肉ソーセージ 1本
・オールレーズン 1袋
・ベビーチーズ 4個
(オールレーズンにベビーチーズの組み合わせは美味い)
・生のキュウリと塩(夏場の塩分補給)
■持ち物について
もちろんこれが山登りに持参する持ち物の全てではありませんが、特にポイントになるものに絞って書き出してあります。雨具・帽子・ヘッドライト・手袋だけは忘れずに。他はなくても(ファーストエイドキットや地図等は、私が持って行くので)なんとかなります。
・雨具(レインウエア) ※天気が良くても必ず持参!
レインジャケットだけでなくレインパンツも持参。ゴアテックスかそれに準ずるものを持参してください。たくさんのメーカーからたくさんの種類が出てます。まだ持ってなかったら必ず購入してください。命を守る道具です。
・帽子
夏場の森林限界を超えた稜線の日差しは強烈です。日差しへの対策は必須です。ツバのついた帽子を忘れずに。
・ヘッドライト
必ず持参してください。購入しておけば山以外でも使えます。
・手袋
夏でも雨が降ると冷えます。特に手は冷える。また岩場を登る時も装着していると安心。ホームセンターで売っている安いもので充分です。必ず持参してください。
・地図
「山と高原の地図 八ヶ岳」1080円(税込)がお勧めです。
GPSやスマホがあれば良いと思うかも知れませんが、やはり紙の地図は必携。今回はガイド(私)がいるので、地図がなくても問題ないですが、地図があった方が断然楽しい。この後も使えます。ぜひ購入してください。
・コンパス
地図とセットで持ちます。ぜひ購入してください。どうせなら本格的なものを買うと楽しいです。
・お湯を沸かす道具(ガスストーブとコッヘル)
持っている方は持参してください。
・耳栓
初めて山小屋に宿泊すればその恩恵を実感すると思います。私はファーストエイドキットの中に常備してます。
・ファーストエイドキット
薬や絆創膏など何が必要か各自で工夫してみてください。工夫するのが楽しい!
・山用の座布団
休息や食事の時に尻の下に敷くシート。私は、キャンプ用の銀マット(600円位)を買ってきて30cm位に切って使ってます。これで充分。あると大変便利ですがなくても問題なし。
・てぬぐい
タオルよりも「てぬぐい」がお勧めです。入浴もこれ1本でOK。濡れてもすぐ乾くし、色々と重宝します。
■服装等について
・シャツとパンツ
綿100%は絶対に避けること。ジーパンやチノパンは不可。山用のものを着てください。
・下着
綿100%は絶対に避けること。山用のものを着てください。
ファイントラックのドライレイヤーは特にお勧め。
・保温のための服
夏の八ヶ岳は昼間は半袖でもOKですが、朝晩は冷えます。また雨が降ればさらに冷え込みます。必ず保温のために薄手のフリースやセーターを持参してください。
私は、いつもTNFの薄手のフリースを持参します。
また、山に行く時は、緊急用にモンベルの「スーパーメリノウール L.W.ラウンドネックシャツ」を常に持参します。軽量で嵩張らずお勧めです。モンベル製品はコストパフォーマンス抜群です。
・ソックス
ウールのものが断然お勧めです。私が愛用しているのはスマートウールの「トレッキングヘビークルー¥2,808 (税込)」。ソックス2枚重ねなどせず直接履きます。南アルプス3泊4日の縦走でもこれ1足で通しましたが、驚くほど足の臭いも気にならず、履き心地も抜群。すごいソックスです。
■宿について
今回は、山小屋ではなく普通の宿です。
・料金( 一泊夕食付き)
¥7,200
■天候等について
晴れれば申し分なし。ただし日焼けに注意。小雨決行。雨の原生林も素晴らしい体験になりますので。
さすがに土砂降りの時は中止です。