八ヶ岳登山実施報告

高校時代の恩師と同級生で行く八ヶ岳登山。無事に行ってくることができました。
ご参加の皆様ありがとうございました。

通常なら梅雨が開けてからはしばらく晴天が続くというのがいつものパターンのようで、あえてその時期を狙って八ヶ岳登山の日程を決めたのに、今年は皮肉なことに梅雨開け宣言の後に連日梅雨のような日々が続いています。

それでも土砂降りでなければ結構。しっかりした装備があれば多少の雨など問題なしということで予定通り決行となりました。

さて、今回の私のミッションは、みんなを東天狗岳の山頂にお連れして、その後、無事に下山すること。しかし個々人の思惑はそれぞれで、中でも宴会に全てをかけていたのがF彦君。

「珍しい焼酎が手に入ったんで八ヶ岳の時に持って行くとF彦君が言っていたけど…」と連絡係をしてくれているR治君。
「う〜ん、やつのことだから絶対ビンごと持ってくるだろうなあ…。ビンは重いから無理に持ってくるなって言ってくれ。どうしても持ってきたかったら500mlのペットボトルに入れて持ってくるように、そう伝えておいてくれよ」
はたしてF彦君はアドバイス通りペットボトル2本に例の焼酎を入れて持参したのでした。が、そこはF彦君。宴会にかける思いはなみなみならぬものがあるようで、焼酎のラベルをペットボトルに貼りオリジナル焼酎ボトルにして持参したのです。これを見た一同は大爆笑。「さすが」としか良いようがありません。

この情熱をせめてレインウエアやシューズなどの登山の装備にも注ぎ込んでほしいところです。こうなると、F彦君の登山の装備も書ないわけにはいきません。
F彦君がこの日のために購入したレインウエア(?)はユニクロのウィンドブレカー。そしてシューズはいつものスニカー。シューズはともかくレインウエアはなんとかしようよ(と言うかこれで雨はしのげないぞ!)ということで途中のセブンイレブンでビニール合羽を購入した次第。運動神経抜群だったF彦君、腹は出ても天性の俊敏な足さばきで険しい山道もなんのその。シューズは何を履いてもオッケーだけど、レインウエアくらいはまともなものを着るように。そもそも八ヶ岳登山実行計画書はF彦君のために書いたのだよ(苦笑)。

宴会といえばK成君の装備も素晴らしい。この日のために購入したオスプレイの40リッターのザック。40リッターのうち10リッターくらい締めているんじゃないかと思われるソフトタイプのクーラーボックスがザックの中で幅をきかせてます。中には保冷剤の役割も兼ねて冷凍の枝豆一袋と一緒に350mlのビールが6本×2。男気の12本! それはたいそう重かろうとランチタイムの時に、友情の証としてみんなで軽量化の手助けをしたのは言うまでもありません。枝豆は宿に着いてからの宴会でおおいに喜ばれました。冷凍の枝豆はまさにグッドアイデアだけど、大量の生ゴミが出てしまうところが実に惜しい。

R治君は、この日のためにトレッキングシューズ、登山用のアンダーウエア、レインウエアを購入。さらに偉いのは、慣れるために2週間前から毎朝、トレッキングシューズをはいて散歩をしていたとのこと。さらにアンダーウエアも試しに着用してみるという気合いの入れよう。素晴らしい!

初日は、予定通り稲子湯から緑池を経由して本沢温泉へ。みんな日頃の行いが良いようで、歩いている時はレインウエアを着ることはなく、あと少しで本沢温泉へというところでポツポツ降り出し、宿についたら雨。時間が経つに連れて雨脚も強くなっていきます。

いつもならテント泊の私ですが、今回は小屋泊まり。こんな天候の時は実にありがたいことですが、当日はテント泊の人達も大勢いて、快適な宿にいるのがなんだか申し訳ないようです。

内湯に入って一汗流し、夕食の用意ができる迄の間、お楽しみにの宴会です。晴れていれば宿の庭先ですが、こんな天気では部屋で飲むしかありません。

この時に役に立ったのがオールウエザーブランケット。昼食時に雨だったらタープ代わりしようと持ってきたものです。当然ですが部屋には旅館のようにテーブルはなし。カーペットの上に直にコップやつまみを置くことになります。そんな時に、このオールウエザーブランケットを敷いておけば、誤って酒をこぼしても安心。こころおきなく宴会を楽しむことができるというものです。

2日目の朝。4時30分起床、本降りの雨。5時、弁当の朝食。まだ雨。6時、レインウエアを身に纏い宿の前で記念撮影をして小雨の中を出発。その後、幸運なことに雨は小康状態に。頭の上には相変わらず分厚い雨雲がありますが、その後はなんとか降らずにいてくれました。

「宴会」という重大なミッションを完遂し満足感一杯のF彦君と「もうここまでで充分楽しんだ」というN村先生は本沢温泉から林道経由で下山し、残る4名はめでたく山頂に到達。雨雲に囲まれつつも、本格登山デビューを果たした50代半ばのオヤジ達の気持ちは晴れ晴れ。朝起きた時の雨の降り方からしてどうなるかと思いましたが目的が達成できて何よりでした。
その後も計画通りのルートを辿り稲子湯近くの駐車場で先に下山した2人と無事合流。ようやく私のミッションは完了と相成りました。

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