第9回 神流マウンテンラン&ウォーク

第9回神流マウンテンラン&ウォークのロングクラスにエントリーして完走しました。
神流町の皆様、ありがとうございました。

昨年は6時間15分、今回は6時間4分で完走。11分の短縮でした。目標にしていた5時間代には至りませんでしたが、満足のいく結果となりました。

◎30キロの壁
トレイルランニングで、40キロのコースを走ると25キロくらいから徐々に左脚に痛みが出始め、30キロを過ぎたあたりでその痛みが本格的になり、大幅なペースダウンというのがいつものパターンです。今年の6月に出場したKTK38K (六合to草津) 距離:約38.1㎞でも同様で、最後のエイドステーションからゴールまでは痛みが辛くてリタイヤが脳裏に浮かんだほど。

原因は、前半でのオーバーペースにあったようです。

◎オーバーペース症候群

月刊誌「ランナーズ」の8月号の特集 ー 保存版【脱】オーバーペース症候群! ー は、まさに今の自分にジャストミート。スタートで気分が高揚し、そのままの勢いでぐんぐん飛ばし「今日は調子いい!」と思っていると、ラスト10キロで判を押したように失速。そのまんまです。

特集記事を熟読し、今回は「30キロまでは頑張らない」ことを頑張る?ことに。スタート後、最初の山道に入ってから始まる若御子山の激坂登りも、いつもなら走らないまでもかなりのペースでずんずんと登って行くのですが、今回は意識的にペースを抑えます。焦る気持ちを抑えるのに大変でしたが、そこはじっと我慢。
西御荷鉾山からこのコースの最高地点「白髪山」迄は、だらだらと登りが続く林道を走らなくてはならない、見ため以上に厳しい区間。ここでも少しきつくなるとすぐに歩き、そしてまた走るの繰り返し。

その甲斐あってか、30キロを過ぎても「脚が痛くならない!」これには驚きです。

神流マウンテンラン&ウォークの下りのハイライト「御僧尾根」。昨年はこの辺からすでに脚が痛み始め思うように走れず、10人以上に抜かれるという実に悲しい思いをしましたが、今回はここで10人以上の選手を追い抜くことに。「30キロ地点まではスピードを抑えることだ、ペースダウンしろ」「今迄こんな気持ち良く御僧尾根を下ったことはないよな、このまま行け行け」と心の葛藤。しかし勢いは止まらず、そのまま行ってしまいました。

持倉のエイドを過ぎ、安取峠から神丸尾根に入るとさすがに疲労から登りは辛いものがありましたが、それでもまだまだエネルギーは残っていたようで、平地から下りは脱力系の走りで脚がくるくると回転して、先をゆくランナー数人の追い抜きに成功。こんな展開になるとは予想以上です。

本来なら事前に40キロのコースを試走してペース配分を確かめたかったのですが、都合により1度だけコースの半分をゆっくり試走しただけで、実際にペースを抑えた走りはぶっつけ本番でしたが、作戦は見事に成功です。御僧尾根は、はち切れてしまいましたが。症候群を克服したら、本当に「風」になれたようです。

タイムは前述のように昨年より11分の短縮。この差がどれほどのものかわかりませんが、何より「脚の痛み」もなく気持ち良く走れたことが最大の喜び。ランナーズの特集にまさに感謝感激。ありがとうございました。

PS 今回のレースにはバカ殿様も参加されておりました(笑)。

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