野外料理列伝 キムチ鍋

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秋・冬 野外料理の定番 焚き火でキムチ鍋をつくる

焚き火

毎年、春と秋に1泊2日で行われる道普請。宿はいつも野外で野宿。場所は山中の残土置き場だったり河原だったり。野宿の友といえば酒と焚き火。焚き火でつくる料理と言えば鍋ということで、秋の道普請の時はいつもキムチ鍋を作ることにしている。

キムチ鍋で検索すると、色々な作り方が紹介されている。紹介されているレシピは、家庭で作る場合がほとんどだか、野外でしかも焚き火で作るとなるとそれなり工夫が必要となる。とはいえ、野外料理の中でも一番失敗が少ないのが鍋料理。しかも寒い中お腹をすかせているところに、あったまる料理を提供すれば文句をいう人はいない。文句を言われるとすれば、それは味ではなく、素早さと段取り力の方にある。みんな1分でも早く暖かい鍋を食いたいのだから。

野外料理におけるキムチ鍋の材料

スープ: まずはキムチ鍋用のスープ。だしをとったり、ガラスープを使ったりする場合もあるが、野外では簡単でスピーディーが基本なので、ストレートタイプが使いやすい。 主に出回っているのは4人分だが2人分もあるので、大小とりまぜて買っておくといい。野宿の夜は長い。開封しなければ後で使えるので、私はいつも人数の1.5倍〜2倍くらい余分に持っていく。

白菜: 鍋物の定番であり冬野菜の王様白菜。一度に入れても限度というものがあるので、様子を見ながら適当に足していく。具が少なくなってさみしくなった時など、多大な貢献をしてくれるので、上手に使いまわそう。

ネギ: 鍋に使うとなれば、やはり群馬県の特産品である下仁田ネギがベストと言えるだろう。太く白い茎の部分を使用。なければ普通のネギでももちろん可。

キノコ類: エノキ、舞茸、椎茸、シメジなどのキノコ類。私はいつもキノコ類をなるべく種類を多く入れるようにしている。種類が多いほど美味い。

ニラ: 地味な存在だが、これは忘れずに。キムチ鍋には欠かせない。

豚バラ肉か鶏肉: 豚汁用に売っているもの。鶏肉の場合は、骨付きでも水炊き用のものでも、要は何でも良い。ただし豚と鶏と混ぜるのはいかがなものか。そんな人はあまりいないと思うけど。

きりたんぽ(なくても可): きりたんぽ鍋だけではもったいない。先日(2008年12月20日)の野宿の時に、試しにきりたんぽを入れたが、実に美味かった。スーパーで見つけたものは、きりたんぽ3本入りで丈夫なビニールにパックされていた。そのままだと固い。調理前にレンジで加熱してやわらかくするように書いてあったので、出かける日の朝、自宅で加熱してから持っていった。

ご飯又はうどん: 最後は残ったスープにご飯かうどんを入れて仕上げの一品。

忘れてはいけない調味料

だし用の昆布: これがあれば、持参したスープがなくなってもなんとかなる。

味噌: コチジャンがベストだが、なければとりあえず普通の味噌でも代用可。味が薄かったりスープが少なくなってきたら水とコチジャン又は味噌を入れて味の調整を行う。

豆板醤: 辛さが足りない時や、後半になってキムチ鍋らしさが失われそうになった時に欠かせない。

野外料理では省略しても良い具材

本格的なキムチ: 以前はだし汁の中に、キムチを入れていた。この場合、デパートの地下の食品売り場等で売っている、いわゆる「本格的」なキムチでないといけない。安いキムチと比べると鍋の仕上がりにかなり差がでる。
そのキムチだが、現在は使っていない。いつも野宿地までは車を利用しているのだが、本格的キムチを車内にまる1日置いておくと、これがかなりつらい。密封容器に入れてもどうしても車内に臭いが充満してしまうのである。もうひとつの理由は、その扱いにけっこう気を使うところ。大ざっぱな扱いができないので、野外では敬遠しがちとなる。

イカなどの魚介類を入れる場合もあるだろうし、鍋物の時にお馴染みの豆腐くずきり等を入れても、もちろん良いが、野外料理の場合、これらの具材は持ち運びに少々難があるのであえて使わない。

調理法

最初に鍋にゴマ油をひいて、ニンニクやショウガを炒めて、香りが出てきたら豚肉を炒め、その後スープを入れるという作り方もあるが、素早く簡単につくる野外料理ではその手間が負担になる。(これらの作業を事前に自宅ですませ、タッパーに入れて持って行くという方法も考えられる。これは次回実践してみよう)ということで、鍋にストレートタイプのスープを入れて火にかけ、沸騰したら肉を投入、その後キノコ類、ネギ、ニラ、白菜等適宜材料を入れていく。こう書くと実に簡単だが、実際の調理も実に簡単。こまかい事はあまり気にせず適当にやるのが一番。

焚き火で行う野外料理のコツ

道普請の作業を終えて、夕方から野宿の準備に入るので、くどいようだが何よりも素早さが要求される。この場合、各奉行の連携が鍵となる。鍋奉行が鍋の準備をしている間に焚き火奉行は全力で焚き火に集中。ビール奉行(?)は、他の奉行に先行し、ビールを飲みながら各奉行の作業を見守り、各奉行の仕事が一段落したら素早くビールを差し出せるよう万全の体制を整える。料理の準備が完了した頃に焚き火もスタンバイが理想の姿といえる。

焚き火で鍋料理

アウトドアの雑誌や書籍には、焚き火料理というと木で三脚を作って鍋をつり下げる方法なども紹介されているが、作っている余裕なんてないので私はもっぱら写真のグリルを使っている。単純な構造で実に使い勝手が良い。

キムチ鍋の材料

なるべく道具の数を少なくシンプルに。車で現地まで移動するので軽量コンパクトは追求しなくても済むが、それでも過剰な装備は「素早さ」を阻害する。調理用のテーブルは、シンプルなボード(つまり単なる板)。まな板や皿の代わりに牛乳パックを2、3枚。おたまの代わりにシェラカップ。

肉はタッパーに詰め替え、キノコ類はそれぞれパッケージから取り出し調理しやすいように切ってビニール袋に入れておく。ニラは細長いビニールの袋から出して新聞紙にくるんでおく。下仁田ネギは余分な部分をカットして白い茎の部分だけラップに包んでおく。こうすることでゴミも少なくなり、段取りよく料理が進行する。

ゴミは金属製のトラディショナルなバケツに入れている。レジ袋に入れるよりもはるかに素早く楽にゴミを入れることができ、何より品格が違う。

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