小柏峠

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甘楽郡甘楽町【2007.01.02】

甘楽町の轟と藤岡市上日野を結ぶ小柏峠。現在入手できる地形図や群馬の峠等の書籍には小柏峠の記述はなく、極めて情報源の少ない峠だ。 詳細な情報は、地元の登山家U氏のサイトで公開されている。非常に充実した内容で、私もこの情報を参考にさせていただき、小柏峠に何度か足を運んでみた。

今は一部の篤志家を除き、訪れる人もめったにいない静かな峠ではあるが、近年ブログ等が普及したためかweb上に小柏峠の情報が増えつつあるのが興味深い。おそらく同サイトを参考に訪れたのではないだろうか。詳細な情報が公開されているとはいえ、自転車での峠越えとなると途中からは自転車を担ぐことになるし、天狗山から先は道標もない。地形図が読める人限定となる。

福島駅 2007年1月2日。正月休みを利用して小柏峠を越えた。
当日は、上信電鉄福島駅迄輪行し、そこをスタート地点とする。福島駅といえばJR・私鉄全線全駅下車を達成したトラベルライター横見浩彦氏が、最後に降りた駅として新聞やテレビでも報道され話題になった駅である。

小幡の街並み 駅で自転車を組立てスタート。まずは、昔ながらの城下町の街並みが美しい小幡へ向かって走る。ここは桜の時期沢山の人で賑わう。小幡の町に入る手前にはセブンイレブンがあるが、コンビニの衰退が激しい昨今、いつまであてにできることだろうか。

桜広場轟に入ると、左に宝積寺入口の看板があり、そこを左折。ここからしばらくは舗装の急坂が続く。途中から工事したてのダートの林道になり標高530m付近で左折。ここまでは、ほぼ2万5千分の1の地形図の通りだった。すぐに桜の木が行儀良く植えられている場所が現れる。
通称桜の広場を左に見て作業道を進むと、すぐに近年設置された真新しい道標が目に入る。ここは、お天狗山方面へ作業道を左折。道なりに進むとじきに分岐が現れる。まっすぐに行きそうになるが、ここは左へ。すぐにお天狗山への道標があり、そこから登山道が始まる。登山道を担ぎ上げると間もなくT字に。峠道は右だが、時間があれば、白倉神社に参拝していきたいものである。

白倉神社T字を左へお天狗山方面に進み、尾根を越えると急な斜面にへばりつくように白倉神社への細い道が目に入る。
その先には大きな岩の上に建てられた白倉神社がある。鳥居の前で烏天狗と天狗が悠然と鎮座している。以前訪れた時は、あたり一面濃い霧の中、本当に天狗が出そうな幽玄な雰囲気が印象的だった。

落ち葉の小径再びT字の分岐へ戻り峠道を目指す。標高650m付近、地形図で最も等高線の幅が広い箇所、右手のなだらかな斜面に木立が美しい。徐々に上りつめ小さな尾根を越して右に巻いていくと次第にふかふかの落ち葉の小径になり雰囲気が良くなるが、ここからがこのコースの面白いところ。

峠も近く明瞭な道に気をよくしてコンパスで方向の確認を怠ると、どんでん返しが待っている。展望の良い尾根(無名峠)に導かれると、そこは小柏峠とはどうも雰囲気が違うことに気づく。眼下に見えるとすれば日野の集落のはずなのに、やはりどうも様子がおかしい。初めて訪れた時は、狐につままれたようだった。

小柏峠 赤テープにだまされずに、手前の分岐を南東へかすかな踏み跡をトラバースしていくとじきに小柏峠に着く。二体のお地蔵がいる他は何もない静かな峠だ。上日野側は杉の植林帯で、見晴らしはきかない。

上日野への道は、最初はシングルトラックだが、すぐに作業道になった。間伐された杉の倒木が多く、道は荒れている。地形図に道の記載はないが、669へ派生する尾根上の作業道を道なりに走るとじきに上平のバス停に出た。小柏の集落へと下りる道もありそうなものだが、見つけ出すことはできなかった。

上平まで降りて一休みしていると地元の方と遭遇。
「どこから走ってきたかね」
「甘楽町から小柏峠を越えてきました」
「その自転車でかね」
いつものパターンの会話が続く。
小柏峠のことを聞いてみると、かつては上日野の人達が笹の森稲荷や白倉神社のお祭りを見に行く際によく利用していたそうだ。他の呼び名があるかどうか確認するとその年配の方は「昔から小柏峠と呼んでいる」とのことだった。

ここから焙烙峠、亀穴峠、小梨峠、どの峠を越えて帰ろうか、そのまま鮎川沿いに藤岡市や吉井町へ抜けようか、それとも小峠にしようか、おおいに悩みながらも鮎川沿いを東にゆるゆると走って初ツーリングを締めくくった。

この後のバリエーションルートは小梨峠を参考にどうぞ。

コースタイム:上州福島駅発10:15ー宝積寺入口10:40ー白倉神社着12:00・12:30発ー小柏峠着13:30・13:45発ー上平バス停着14:30

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