栗木平から赤久縄山-杖植峠から持倉へ 後編

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群馬県多野郡神流町(旧万場町)栗木平---持倉【2001.04.28】

いつもの峠でしばしランチタイム。真っ先に冷えたビールで喉を潤す。
私の場合、軽量のクーラーバックの中に冷蔵庫で冷やしておいたビールとともに、500ccのペットボトルに水を入れ凍らせたものを保冷材代わりに入れている。その日の天候にもよるが、ランチタイム時にはそこそこ冷えている。

地蔵峠への道さて、いよいよ今回のハイライト、持倉側への下りである。峠から作業道を走ると間もなく写真のような状態になり、その先は、荒れた頼りない小径が続く。ほとんど一般の登山者などは歩かないだろう思いながらMTBを担いだり押したりしながら注意深く進むと、崩壊地に意外にも真新しい補助ロープが付けてあった。他にも部分的に道普請の兆しのようなものが感じられるではないか。少々驚く。

地蔵峠への道しばらくはほぼ水平に小径が続いていて乗れそうな雰囲気ではあるが、細い小枝や藪が進路を妨げる。とげとげした草や木が多く、これが本当のいばらの道?顔や首に擦り傷を作りながら進む。こんな苦しい状態でも、それが逆に気持ちをハイにさせるものだ。「う〜む、もしかしたらSMショーもこんな感じなのか・・」
人間心理の奥底をかいま見ながらさらに先に進む。

地蔵峠への道SMショー、否、いばらの道を過ぎると、道は深い笹に覆われてくる。笹原の中になんとなく道らしいものを感じ取りながら、コンパス片手に地形図を睨み、慎重に進む。山岳サイクリング旧道派の達人になってくると、このような状況でも本来の道が浮かび上がってくるという。私も修行を重ね、是非そうなりたいものである。

地蔵峠への道深い笹の中をMTBを担いで進むと、木に付けられた目印を発見!
「こんなルートにもちゃんと目印があるんだなあ」と感心してしまう。

地蔵峠への道「そろそろ持倉方面への分岐があるはず・・」と、それらしい所をうろうろしていると、薄暗い木立の中にかなり古い道標を発見した。「万場はこっちだよ」と道標が言っている。旧道探索で一番感動するのがこんな時だ。

地蔵峠への道道標が示す方へ進むと(写真でもわかる位)はっきりと道らしいものが見える。
ようやくここから担いできたMTBに乗ることができる。お待ちかねのシングルトラックの下りだ。

地蔵峠への道深い笹に覆われたいにしえの道を味わいながら下る。こんなコースは当然スピードも出ないし、あえて出す必要もないのだ。馬の背に荷物を積んで人々が行き交ったであろう当時を忍びながらゆっくりと進むのが正しい西上州の旧道ツーリング である。

地蔵峠への道ゆっくり走ったということもあるだろうが、下りは思った以上に長かった。
シングルトラックもほとんど満腹状態、もう充分と思う頃に、写真のような人工物が現れ人里が近いことを告げてくれる。こんな時は、ようやく少しばかり緊張から解放される。単独行でしかも未知のルートだったりすると、なおさらである。

地蔵峠への道無事、持倉の集落へ降りる。
下見で訪れた時は、まだ雪があり寒々としていたが、さすがにこの時期は華やかだ。
こういうのを桃源郷の趣があるというのだろう。

地蔵峠への道あまりにも持倉の雰囲気が良いので、まだ下界に降りられないでいる。この辺でホームページ用に写真でも撮ろうか。景色も良いしね。

さて、この後が問題。

手元の腕時計に「流星号、流星号、応答せよ!」と叫ぶと、流星号がその場に飛んできてくれるのはスーパージェッター。スバルのレガシーは、いくら腕時計に向かって叫んでも来てくれない。
あきらめて国道まで降りてから、再び今朝、車で走ったあの勾配のきつい坂道を延々と人力で上っていった。
朝9時半に栗木平をスタートして、再び栗木平にたどり着いたのは午後5時。
実に充実したツーリング、いやはや疲れました。

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