オバンドウ峠

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群馬県神流町(旧中里村)【2000.01.03】

オバンドウ峠オバンドウ峠、このなんともユニークな名称の峠は旧中里村(現在は神流町)にある。 輪行で信州から西上州の峠を越えて一泊し、秩父方面へと抜ける際のコースに程よいことから、山岳サイクリストには、人気の峠であるようだ。
かくいう私は、秘蔵版MTBツーリングガイドブック(山岳サイクリング研究会編:山海堂出版)で、初めてこのような峠があることを知った。
私は、いつも中里村の恐竜センターに車を留めて、そこを起点とする周回コースを取っている。

林道烏頭沢線を南に走り、廃村の明家(みょうげ)へ、そこからオバンドウ峠まではわずかな距離。峠を越えると南側に秩父の山々が広がる。そこでゆっくりとランチタイムを過ごした後、間物の集落へと下るのがいつものパターンだ。

10時頃にスタートし、かなりゆとりを持った行程でも午後2時か3時にはゴールできるお手軽コース、さらに廃村の明家の雰囲気が実に良く、峠から間物に下る道も100%乗車できる落葉の径。私はすっかりこのコースが気に入ってしまい何度となく訪れている。西暦2000年のお正月もこのコースを走ることにした。

明家の惨状ニフティーの自転車フォーラムの会議室(懐かしのパソコン通信)で「ユンボがあった‥」とオバンド峠を訪れた岩田氏の書き込みを目にしてから、気になってはいたが、な、な、なんと桃源郷の趣があるとまで言わせた明家は、見るも無残な姿に。
残された2棟の廃屋の南側がごっそりと削られ、土がむき出しになっているではないか。 現場に建てられた看板には「農地転用許可 資材置場」と記されていた。

何が良くて何が悪いかは、その物差しによって違ってくるので、是非を論じるつもりはないが、明家の雰囲気が好きだった私にとっては、正月早々、実にショッキングな出来事である。しかし、悲しいかなこの手のことは実によくあることなのだ。21世紀には、ぜひとも「経済優先」から「自然との共生を再優先」の物差しに持ち替えていただきたいものである。

林道今回はオバンド峠から間物の集落側に降りずに、以前から気になっていた明家の北側にある尾根筋の道を行くことにした。
だだっ広い林道が、明家からさらに北側に山の上の方まで延びて、途中にある小さな鳥居が林道工事の土砂で押しつぶされそうだ。その鳥居の近く、土砂を乗り越えて尾根筋の道に入る。

尾根道オバンドウ峠から間物に降りるコースも極上の部類に入るが、ここもそれに匹敵する。行く手を阻む小枝や薮もなく、100%近く乗車できるこんな大吟醸な道がすぐそこにあったとは!もっと早く来れば良かった。

ちなみに国土地理院の地形図(2万5千分の1)では、明家から北へ尾根伝いに道が走り、途中から右斜めに折れ国道299号に合流(送電線と国道が交差している箇所)しているが、実際には国道299に合流するのはもう少し北側(地図上では上)になっている。

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