西上州の情報源

西上州の峠のTOPに戻る

スポンサード・リンク

他の山域に比べ情報が少なく、だからこそそれがひとつの魅力にもなっている西上州。それでも登山に関しては、ガイドブックや山と渓谷、岳人、新ハイキング等の雑誌にときおり特集が組まれたり、山行のレポートが掲載さることもあります。しかし、自転車での峠越え、ディープな山岳サイクリングとなるとその情報も極端に少なく、情報を集めること自体楽しい趣味になってしまうという誠に奥深い世界が待っています。

MTBツーリングガイドブック - コースガイド「関東版」

MTBツーリングガイドブック

山岳サイクリング研究会著
株式会社山海堂出版
1991年5月15日初版発行

今や「山岳サイクリングのバイブル」とまで言われているガイドブックです。初版が1991年ですから残念ながら書店では見かけることもなくなってしまいましたが、ヤフーオークション等では、高値で取引されているようです。もし、幸運にも手に入れられる機会に遭遇したなら、迷わず購入したい貴重な情報源です。
本書は西上州をはじめ関東一帯の珠玉のコースを紹介するだけでなく、自転車の担ぎ方から装備、山岳地帯での乗車技術、コース途中の酒屋の情報等々、山岳サイクリングのノウハウが詰まっています。webマスターは閲覧用と保存用に計2冊所有しています。バイブルですからこのような扱いは基本と言えるでしょう。可能であれば最低2冊は手元に置いて日々活用したいものです。
ガイドブックの中で紹介されている西上州の峠及びツーリングコースは下記の通りです。

十石峠旧道・余地峠・星尾峠・御荷鉾林道・杖植峠・城峯山表参道

さらに余地峠の頁の矢沢峠の情報、杖植峠の頁の持倉側のルート等、西上州マニアにとってきわめて貴重な情報がおしげもなく公開されています。

初版発行が1991年ですから、さすがに当時と状況が異なっている箇所がありますが(これは他のガイドブックでも同じことですね)現在入手できる情報と照らし合わせて活用すれば、貴方の山岳サイクリングライフがより充実したものになることでしょう。 ※山岳サイクリング研究会のwebサイトでは各コースの最新情報を公開していますので参考にしてみてください。

秘蔵版MTBツーリングガイドブック

秘蔵版MTBツーリングガイドブック

山岳サイクリング研究会著
株式会社山海堂出版
1996年8月10日初版発行

今までのサイクリングの一般常識を覆す非常識なガイドブック「MTBツーリングガイドブック」は、当時のマウンテンバイクブームの追い風もあり、好調な売れ行きを示したようです。この現象を目の当たりにし、常識ある業界の人々はびっくり。ひところビジネス本の業界で大ヒットした「非常識な○○」に少なからずインスピレーションを与えたのはこの本だったのではあるまいか? そんなことを思わずにはいられない活気的な出版でした。そしてその5年後、待望の続編「秘蔵版MTBツーリングガイドブック」が登場しました。

本書で紹介されている西上州の峠及びツーリングコースは下記の通りです。

栂峠・中之沢林道・妙義荒船林道・オバンドウ峠から志賀坂峠旧道

入手に関しては、MTBツーリングガイドブックと同様の状況のようです。webマスターは、この本も2冊所有しています。バイブルですから当然のことと言えましょう。

山と高原の地図21 西上州 妙義山・荒船山

山と高原の地図21 西上州 妙義山・荒船山

山岳サイクリングは、サイクリングというよりも登山に近いものがありますので、登山のガイドブックや登山地図等は必須のものと言えましょう。故に登山者にとって必携の地図である「山と高原の地図21 西上州 妙義山・荒船山」を取り上げなければ話は先に進みません。この地図は、西上州界隈の詳細な情報が凝縮されていて、たったの800円+税!コストパフォーマンスの高さではピカイチです。

通常の登山者であれば赤い線(登山コース)と赤い点線(登山コース 悪路)に注目するところですが、西上州界隈で山岳サイクリングを堪能しようとすれば、あの目立たない色で記されている点線、そうです、峠越えや下見のレポートでも説明している「登山コースでない小道」をチェックしなければいけません。杖植峠や持倉越をはじめ、その近辺の檜沢峠や楢沢峠、八倉峠下仁田側、八倉小峠、住居附峠、スガヌタ峠、旧十石峠街道、等々、たくさんの魅力的な峠道が、あの点線で記されています。

ちなみにwebマスターは1995年版、1999年版、2003年版、2004年版、2005年版を所有しています。残念ながら1999年版は、地図を紛失してしまいカバーと付録のガイドブックだけとなってしまいました。当然、この先も毎年最新版を購入する予定です(2006/1/7原稿作成時)。同じエリアにおいて、毎年最新版の地図を揃えることにより、峠道の衰退や復活(復活というのはめったにありませんが)の推移を記録する貴重な資料となるのです。今にして思えば、初めて購入した1995年から毎年最新版を購入しておけば良かったのですが、気づくのが少々遅かったようです。

例えば、1995年版では、杖植峠から下仁田側に下りる道が赤の実線で記されていましたが、2003年版以降(2000年版〜2002年版の間の状況は未確認)ルートの表記は跡形もなく消え去ってしまいました。たしか1999年版の段階では赤の点線になっていたはず。

このルートは現在、御荷鉾スーパー林道の崩落の復旧工事で路肩には立派なガードレールが設置され、下仁田側へ降りる道のとりつきが消滅してしまいましたが、その先の道はしっかりと残っています。しかし地図から消えてしまい、とりつきもわからなくなってしまった現状では、下仁田側に降りる人も途絶え、衰退の一途を辿るばかりです。似たような状況の峠道が目立たない点線で残っているのに、このルートだけは地図上から完全に消えてしまっている。その理由は残念ながらわかりません。

旧十石峠街道の推移も興味深いものがあります。この街道は以前より、上野村の許可をいただいてボランティアで道普請をさせていただいているところです。1995年版では赤い点線で記されていましたが、2003年、2004年、2005年の地図では目立たない点線で表記され、赤い文字で「道形かすか」とコメントが入っています。 私の記憶が正確であれば、たしか1999年版では赤の実線になっていたはず。赤の点線から一度実線になり、また目立たない点線になる。道の状況なのか、もしくは他の理由なのか、微妙に揺れ動く道の表記。興味が尽きません。

スポンサード・リンク